今日はガットの構造、作りについてのお話しです
ガットは中心にある芯糸と、その周りを包むように巻かれている側糸に大きく分けられます
糸の種類には、
細かい糸を数百~数千も束ねたマルチフィラメント(通称マルチ)と、
1本で作られたモノフィラメント(通称モノ)の2種類があります
そしてガットで一番大切な部分(その特徴を決めるもの)は芯糸です
中心の芯糸の作りを知れば、そのガットのおおよその性格がわかるのです
そのガットがマルチorモノどちらなのかを知るためには、
パッケージに書かれている絵を見れば一目でわかります
絵が描かれていない場合には、パッケージの裏に大抵書いてありますので参考にしてください
この2つの芯糸には、はっきりとした違いがあります
マルチは、細かい糸を束ねていますので、耐久性はあまりありませんが、
打感がソフトで打ち心地が良く
モノは、太い糸が1本の作りですので、耐久性に優れますが、
打感が硬めでマルチに比べると打ち心地があまりよくありません
簡単にまとめるとこうなります
マルチフィラメント モノフィラメント
打感 心地良 ⇔ ⇔ ⇔ やや悪い
耐久性 切れ易い ⇔ ⇔ ⇔ 切れにくい
ちょうど、前回の太さの説明と同じですね
ここでも打感と耐久性は両立しないのです、…が、
私のお勧めする、第三のガットがあります
それは海島型と呼ばれる芯糸を持つガットなのですが
それについてはまた次回…
kiyo
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