ガットの簡単な選び方 その2<構造>

 



 
今日はガットの構造、作りについてのお話しです
ガットは中心にある芯糸と、その周りを包むように巻かれている側糸に大きく分けられます


糸の種類には、
細かい糸を数百~数千も束ねたマルチフィラメント(通称マルチ)と、

1本で作られたモノフィラメント(通称モノ)の2種類があります

そしてガットで一番大切な部分(その特徴を決めるもの)は芯糸です
中心の芯糸の作りを知れば、そのガットのおおよその性格がわかるのです
そのガットがマルチorモノどちらなのかを知るためには、
パッケージに書かれている絵を見れば一目でわかります
絵が描かれていない場合には、パッケージの裏に大抵書いてありますので参考にしてください


この2つの芯糸には、はっきりとした違いがあります
マルチは、細かい糸を束ねていますので、耐久性はあまりありませんが、
打感がソフトで打ち心地が良く
モノは、太い糸が1本の作りですので、耐久性に優れますが、
打感が硬めでマルチに比べると打ち心地があまりよくありません


簡単にまとめるとこうなります


 
    マルチフィラメント                           モノフィラメント


打感    心地良    ⇔    ⇔    ⇔  やや悪い
耐久性  切れ易い  ⇔    ⇔    ⇔  切れにくい



ちょうど、前回の太さの説明と同じですね
ここでも打感と耐久性は両立しないのです、…が、
私のお勧めする、第三のガットがあります
それは海島型と呼ばれる芯糸を持つガットなのですが
それについてはまた次回…


kiyo

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